認知症 基礎

法定研修 認知症ケアに関する研修
目的認知症の原因疾患や中核症状、周辺症状(行動・心理症状)など基本的な知識を習得します。
効果認知症の基本的な知識について職員間で共通認識をもつことにより、目の前のご利用者様の対応の精度向上だけでなくチームケアのレベルアップも期待できます。
概要認知症という症状そのものの定義や原因疾患の理解から始まります。その後、各症状について一つずつ説明します。行動・心理症状(BPSD)については、かつて問題行動と呼ばれていたことにも触れ、専門職としてどのように向き合うべきかの示唆を提供します。

研修内容冒頭まとめ

認知症の捉え方 ― 日記から見える気持ち

今回のテーマは「認知症の捉え方」です。

はこれまで介護職や施設長として10年以上現場に関わり、たくさんの経験や失敗をしてきました。

その中で学んだことを皆さんに共有し、よりよいケアのヒントになればと思っています。

ある入居者様のエピソードをご紹介します。80代の女性でアルツハイマー型認知症を患っていました。

頻繁に「トイレに行きたい」と訴えられ、何度も対応する日々。多忙な現場では「困った方だな」と思ってしまっていたのが正直な気持ちでした。

しかし、その方が亡くなられた後、部屋から日記が見つかりました。

そこには「頭がぼんやりして何が何だかわからない」「不安で仕方ない」「助けてください」と切実な思いが綴られていました。

その文章を読んだとき、私はハッとしました。理解していなかったのは私の方であり、その方は必死に助けを求めていたのです。

この経験から、私は「認知症だからわからない」と決めつけるのではなく、

「ちゃんとわかっていることもたくさんある」という前提で向き合うようになりました。

認知症は人格を失う病気ではありません。大切なのは、その方の気持ちに寄り添う姿勢です。

研修内容詳細

種別概要
動画
第1章 認知症の理解
①認知症ケアが難しい理由【約7分】
②認知症ケアを学ぶ大切さ【約6分】
③認知症の種類と特徴 アルツハイマー型認知症【約9分】
④認知症の種類と特徴 脳血管型認知症【約4分】
⑤認知症の種類と特徴 レビー小体型認知症【約5分】
⑥認知症の種類と特徴 前頭側頭型認知症(ピック病)【約5分】
動画
第2章 認知症ケアの基礎
①中核症状と周辺症状(BPSD)を見分ける【約11分】
②パーソンセンタードケアの理解と実践【約7分】
③認知症ケアの原則1【約6分】
④認知症ケアの原則2【約4分】
⑤認知症ケアの原則3【約4分】
⑥認知症ケアの原則4【約6分】
動画
第3章 中核症状 種類と対応
①中核症状 記憶障害【約7分】
②中核症状 見当識障害【約6分】
③中核症状 判断力障害【約4分】
④中核症状 実行機能障害【約3分】
⑤中核症状 失認【約3分】
⑥中核症状 失行【約5分】
動画 ①周辺症状 興奮・暴力【約4分】
②周辺症状 徘徊【約5分】
③周辺症状 妄想・作話【約6分】
④周辺症状 幻覚(幻視・幻聴)【約3分】
⑤周辺症状 多弁・多動【約4分】
⑥周辺症状 昼夜逆転【約5分】
⑦周辺症状 収集癖【約5分】
⑧周辺症状 不潔行為(弄便など)【約7分】

上記は、あくまでご参考のプログラムです。 法人のご要望や受講者数・研修時間によってプログラムを変更する場合があります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

研修についてのお問い合わせはこちら

お問い合わせ