虐待・身体拘束

法定研修 高齢者虐待防止関連法を含む虐待防止に関する研修
目的虐待や身体拘束の定義と具体的な言動、その弊害について学びます。また、それらが発生する原因を理解します。
効果虐待や身体拘束について、現場で起こりやすい場面を取り上げることで、現場での自身の言動を振り返り、予防効果が期待できます。
概要虐待や身体拘束の定義とその弊害の理解から始まります。具体的な場面を例示します。明らかな虐待だけなく、疑われる言動にも触れることで、何気ない自身や職場の言動を点検する材料として活用できる内容です。

研修内容冒頭まとめ

虐待防止関連法の基本を学ぶ

介護の現場でとても大切なのが「虐待防止」に関する法律です。法律というと少し堅く感じるかもしれませんが、利用者さんの権利を守り、職員自身を守るためにも知っておく必要があります。

虐待防止に関する法律は大きく2つあります。

  • 高齢者虐待防止法(正式名称:高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律、平成18年施行)

  • 障害者虐待防止法(正式名称:障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律、平成24年施行)

どちらの法律にも「養護者への支援」が含まれているのが特徴で、比較的新しい法律です。

法律の主な特徴

  1. 虐待の定義を明確化
    それまで曖昧だった「虐待とは何か」を法律で定めました。

  2. 虐待を行う主体を規定
    養護者(家族)、介護従事者(職員)、使用者(雇用主)などを想定しています。

  3. 権利を守ることが目的
    高齢者・障害者の人権を守るために制定されました。

  4. 養護者への支援も明記
    家族なども追い詰められてしまうことがあり、支援が必要とされています。

  5. 発見者の通報義務
    虐待を見つけた人には通報する義務があるとされています。

  6. 守秘義務より通報を優先
    虐待の場面では個人情報保護よりも通報が優先されます。

  7. 通報者を守る仕組み
    通報したことで不利益を受けないように保護されます。

  8. 行政や関係機関の役割を規定
    学校や保育園など関係機関にも対応が求められています。

通報については「義務」と「努力義務」の違いがあり、虐待の主体(養護者か職員か)や切迫度によって変わります。この点については、別の単元で詳しく学んでいきます。

研修内容詳細

種別概要
動画
第1章 虐待防止の基礎知識
①虐待防止を学ぶ大切さ【約5分】
②時代的変化を考える【約5分】
③目を向けるべき虐待とは【約5分】
④虐待が起こる原因を考える【約5分】
動画
第2章 身体拘束
①身体拘束とは何か【約4分】
②特に気を付けたい三大ロック【約5分】
③身体拘束の弊害【約8分】
④身体拘束の例外規定【約5分】

上記は、あくまでご参考のプログラムです。 法人のご要望や受講者数・研修時間によってプログラムを変更する場合があります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

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