排泄ケア 実技編

介護技術・実技研修
目的おむつ交換のポイントを理解し、実践力を強化します。
効果よくある交換の仕方とおススメの交換の仕方を比較しながら学ぶことで、自身のこれまでの交換方法を振り返り、スキルアップに繋げられます。
概要おむつ交換について、よくある方法とおススメの方法を比較しながら進みます。それぞれの仕上がりの違いや実際のモデルの感想も踏まえることでリアリティのある内容になっています。

研修内容冒頭まとめ

吐くタイプのオムツの履き方

この単元では、履くタイプ(パンツ型)のオムツの正しい履き方について学びます。適切な装着方法を理解することで、利用者の快適さと漏れ防止の両立が可能となります。

1. 準備

パンツ型オムツはパッケージから出すと立体ギャザーが折りたたまれています。使用前に前後を持ってしっかりと伸ばし、ギャザーを立たせてください。これにより密着性が高まります。

2. 基本の履き方

  1. オムツの太もも部分で引っかからないよう、上部を半分に折りたたみます。

  2. 吸収体部分を手でたぐり寄せ、前後を細くまとめてから持ち上げます。

  3. 前後とも吸収体を細くしながら少しずつ引き上げ、鼠径部(そけいぶ)にぴったりと密着させます。

  4. 最後にウエスト位置を自然に整えて完成です。

3. 履き心地とポイント

  • 適切に装着すると、鼠径部のゴワつきや圧迫感が減り、楽に動けるようになります。

  • 吸収体を細くしながら引き上げることで、皮膚との摩擦を防ぎ、外漏れの予防にもつながります。

  • オムツの位置が正しく上がると足の関節を妨げず、排泄機能を活かしながらトイレを利用することが可能になります。

4. 装着の効果

  • 漏れ防止と快適性が高まる

  • 本人に安心感を与える

  • 尿道口と吸収体が密着することで、外漏れリスクを減らせる

  • 下着と同じように自然に履け、日常生活の動作を妨げない


まとめ

履くタイプのオムツは「密着」と「正しい引き上げ方」がポイントです。
一見小さな工夫ですが、快適性の向上や漏れ防止、さらにはトイレ機会の維持にもつながります。まずは一つでも実践してみてください。

研修内容詳細

種別概要
動画
第1章 おむつ交換に関わる実技
①実技:おむつのいろは【約7分】
②実技:アウターの選び方【約4分】
③実技:パッドの選び方【約6分】
④実技:テープ止めタイプの装着【約14分】

上記は、あくまでご参考のプログラムです。 法人のご要望や受講者数・研修時間によってプログラムを変更する場合があります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

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