認知症のケア

法定研修 認知症ケアに関する研修
目的認知症ケアの原則や症状ごとの対応方法について、考え方も含めて習得します。
効果原則や考え方を各職員が理解することで、各自の実践及びチームでの連携場面での好影響が期待できます。
概要認知症の方の気持ちや中核症状、BPSDについて具体例を用いて解説します。また、在宅での行方不明への備えまで幅広く紹介しています。タイプ別の対応方法では、身体不調型や環境不適応型、回帰型など症状のタイプ別の考え方を説明するなど、現場ですぐ活用できる実践的な内容です。

研修内容冒頭まとめ

認知症ケアの基本ポイントまとめ

認知症は「病気」ですが、私たちが向き合うのは「病気そのもの」ではなく 認知症のご本人 です。そのため大切なのは、症状ではなく「その人」を理解し、安心して過ごせるように支援することです。

認知症の方は常に強い不安を抱えています。例えるなら「いつも置いてあるはずの鍵がなくなり、外に出られずパニックになる」ような気持ちが、24時間続いている状態です。この不安を理解し、まずは 信頼関係を築くこと がケアの第一歩です。

信頼関係をつくるには、ご本人のペースに合わせて寄り添うことが大切です。介護者のペースに合わせることは難しいので、予定や行動はご本人に合わせて支援します。また、不安や戸惑いを感じているときには「間違ってますよ」と指摘するのではなく、「そう感じているんだね」と受け止め、気持ちを尊重しましょう。

認知症の方は「できなくなった自分」への葛藤や不安を常に抱えています。だからこそ、否定せず、気持ちに寄り添い、尊重する姿勢が必要です。


チェックリスト

  • 認知症の方の「不安な気持ち」を理解して接しているか

  • ご本人のペースに合わせた支援を意識しているか

  • 信頼関係を築くことを最優先にしているか

  • 気持ちを否定せず、寄り添って受け止めているか

  • 「できないこと」を指摘せず、安心感を与えられているか


 認知症ケアの出発点は「ご本人の気持ちを理解すること」です。不安を和らげ、安心できる関係を築くことが、日々のケアにつながっていきます。

研修内容詳細

種別概要
動画
第1章 基本的な対応
①認知症の人の気持ちを知ろう1【約6分】
②認知症の人の気持ちを知ろう2【約6分】
③認知症の人への対応の基本【約4分】
④認知症の人への対応方法1【約6分】
⑤認知症の人への対応方法2【約6分】
⑥行方不明に備える【約6分】
動画
第2章 タイプ別対応方法
①身体不調型【約7分】
②認知障がい型【約6分】
③環境不適応型【約5分】
④葛藤型【約5分】
⑤回帰型【約6分】
⑥遊離型【約6分】

上記は、あくまでご参考のプログラムです。 法人のご要望や受講者数・研修時間によってプログラムを変更する場合があります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

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