高齢者介護事業者向け 障がいに関する研修

法定研修 障がい分野
目的共生サービスに従事するヘルパーを対象に高齢者支援と障がい者支援の違いを理解し、文字盤や口文字などのコミュニケーションスキルを学びます。
効果高齢者支援と障がい者支援の違いを知ることで、それぞれのご利用者様への支援の質の向上が期待できます。
概要高齢分野出身、現役障がい分野のヘルパーを務める講師が、両分野の違いをわかりやすく説明します。障がい者支援の実践では、特にALSのご利用者様とのコミュニケーションに役立つスキルを紹介しています。まだ、障がい者支援の経験豊富な現役ヘルパーをゲストに招いてのエピソードトークもあります。

研修内容冒頭まとめ

障害福祉と介護保険のちがい

介護の現場でサービスを提供するとき、多くは「介護保険制度」に基づいて行われます。では、障害のある方へのサービスはどうでしょうか?こちらは介護保険ではなく、「障害者総合支援法」に基づいて提供されます。

大きな違いは、この制度が「保険」か「福祉」かという点です。

  • 介護保険
    40歳以上が保険料を負担し、その半分を財源としています。残り半分は国や自治体の費用。つまり「加入者が保険料を払って利用する仕組み」です。

  • 障害福祉
    保険料ではなく、国が50%、都道府県25%、市町村25%を負担します。生活保護と同じように「公的な福祉制度」として運営されています。

また、利用できる対象も少し異なります。

  • 介護保険は「要支援1」から「要介護5」までの7段階で認定されます。

  • 障害福祉は「1」から「6」までの6段階に分かれ、必要な支援度に応じたサービスが提供されます。

サービスの内容にも特徴があります。介護保険と同じように「介護給付」がありますが、障害福祉ではさらに「訓練等給付」が設けられています。

代表的な例としては:

  • 重度訪問介護:ALSなど重度の障害がある方への支援

  • 就労支援(移行支援、A型・B型事業所):働くための訓練や、実際に仕事をして収入を得る支援

このように、介護保険と障害福祉は「対象者」も「財源」も「サービスの内容」も異なります。それぞれの制度を理解することが、適切な支援につながります。

研修内容詳細

種別概要
動画
第1章 高齢者支援と障がい者支援の違いを知る
①高齢者分野で働く介護職が障害者支援を学ぶ意味【約2分】
②障害福祉と介護保険の違い【約3分】
③障害福祉サービスの利用者とサービス利用計画【約4分】
④65歳問題【約5分】
動画
第2章 障がい者支援の実践
①障害者支援サービスの特徴【約3分】
②外出支援のエピソード紹介【約8分】
③医療的ケア【約3分】
④見守り技術【約2分】
⑤コミュニケーション技法①文字盤【約4分】
⑥コミュニケーション技法②口文字【約4分】
⑦高齢者介護に活かせること【約5分】
⑧インタビュー~ヘルパーと利用者の関係~【約5分】

上記は、あくまでご参考のプログラムです。 法人のご要望や受講者数・研修時間によってプログラムを変更する場合があります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

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