メンタルヘルスケアの必要性(セルフケア)

メンタルヘルス・ハラスメント対策研修
目的自身のメンタルヘルスを健やかに保つ必要性や具体的な対処法について理解します。
効果各職員がメンタルヘルスへの理解を深めることで、自身のメンタルヘルスはもちろん、職場全体への好影響も期待できます。
概要ストレッサーやストレスがかかるとはどういうことかなど、基礎知識から始まります。ストレスを溜めやすい考え方やストレス軽減に繋がるコーピングについて具体的に紹介していきます。さらに、周囲とのコミュニケーションでストレスを溜めないためにアサーティブコミュニケーションなどの技法についても学ぶなど、セルフケアについて網羅的に学べる構成です。

研修内容冒頭まとめ

メンタルヘルスケア研修テキスト

1. 研修の目的

この研修の目的は次の3点です。

  • 自分はかけがえのない存在であり、自分を守ることができるのは自分自身であると理解する。

  • メンタルヘルスは日常的に予防意識を持ち、実際の行動につなげることが大切であると学ぶ。

  • 利用者のケアと同じくらい、自分自身の心のケアも重要であると気づく。


2. ウェルビーイングとは

  • ウェルビーイング(Well-being)とは「健康」「幸福」「福祉」を意味する概念。

  • WHOの定義では、病気がない状態だけでなく「身体的・精神的・社会的に完全に満たされた状態」を指す。

  • ケアに携わる人にとって、心身ともに健康で人間関係が良好であることは質の高いケアにつながる。


3. メンタルヘルスケアの重要性

  • メンタルヘルスケアとは、心の健康を守ること。

  • 不調というと「うつ病」「適応障害」などを思い浮かべがちだが、ストレス・不安・悩みも含まれる。

  • 不調が続くと脳の機能低下につながり、判断力・集中力の低下、意欲喪失などを招き、組織全体の生産性も下がる。


4. 職場における現状と課題

  • 厚労省は「2027年までに80%以上の職場でメンタルヘルス対策を実施」を目標としている。

  • 大企業(従業員300人以上)は99%が対策済み。

  • 中小企業では50〜80%にとどまり、対策が遅れている。

  • 精神障害による労災認定は年々増加しており、職場全体で予防する必要がある。


5. 社会的背景と意識の転換

  • 日本では集団を優先する文化が強く、個人の権利や人権意識が十分に高いとはいえない。

  • しかし、自分の人生に責任を持ち、自分の幸せを守るのは最終的に自分自身

  • そのため、メンタルヘルスケアは「自分を大切にすること」であり、利用者のケアの基盤にもなる。


6. まとめ

  • メンタルヘルスの不調は個人だけでなく職場全体に影響する。

  • ウェルビーイングを意識し、日常的に自分自身の心をケアすることが重要。

  • 「自分自身を守ることは、利用者のためのケアにも直結する」という意識を持って日々の業務に取り組もう。

研修内容詳細

種別概要
動画
第1章 メンタルヘルスケアの全体像とストレスについて
①ウェルビーイングとは?【約6分】
②企業におけるメンタルヘルスケアの意味【約7分】
③企業の安全配慮義務について【約4分】
④ストレスが引き起こす症状【約5分】
⑤仕事とストレス【約4分】
⑥ストレスと個人要因【約7分】
動画
第2章 ストレスに対処する
①コーピングの種類【約5分】
②リフレ-ミング【約4分】
③強みをみる【約5分】
④感謝をする【約4分】
⑤「すべき」を手放す【約5分】
⑥リラクゼーション法【約4分】
⑦睡眠とメンタルヘルス【約4分】
動画
第3章 ストレスを溜めないコミュニケーション
①バウンダリーという考え方【約5分】
②自己受容と自己共感【約4分】
③アサーティブコミュニケーション【約6分】
④非暴力コミュニケーション(NVC)【約9分】
⑤Iメッセージ【約4分】

上記は、あくまでご参考のプログラムです。 法人のご要望や受講者数・研修時間によってプログラムを変更する場合があります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

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