対話から考える!多職種連携のポイント

コミュニケーション研修
目的多職種連携について、単なる情報共有にとどまらず、関係の質を高めるために「聴く・認める・伝える」の基本スキルを理解します。
効果多職種間でのコミュニケーションのポイントを理解することで、「対話を通じて関係性を築く力」を高め、職場全体のチームケアの推進が期待できます。
概要職場の多職種連携、スムーズにできていますか?本研修では、介護・医療現場で欠かせない「多職種連携」の力を、実践的に学べます。ただの情報共有にとどまらず、信頼関係を深め、チーム力を高めるコミュニケーションに焦点を当てています。前半では、立場や状況の違いによるズレや、無意識の思い込みが連携に与える影響を理解。続いて、「聴く・認める・伝える」基本スキルを確認し、自分の言動がチームに与える効果を学びます。後半は、新人・中堅・管理職別の実践ポイントや会議での工夫を紹介し、職場全体の連携力を高め、円滑なチーム運営を実現する力を養います。

研修内容冒頭まとめ

多職種連携における「ずれ」を理解する

介護の現場では、看護師・リハビリ職・介護職など、さまざまな職種が関わります。

その中で「話が噛み合わない」と感じることはありませんか?
実は 多職種間で対話がずれるのは普通のこと なのです。

  • 職種ごとの大切にしている視点が違う
    ・看護師:命を守ることを最優先にする
    ・介護職:生活の質(QOL)を大事にする
    ・リハビリ職:機能回復や自立支援を目指す
    → 同じ利用者を支えていても、立場によって見方が違うのです。

  • 思い込み(アンコンシャス・バイアス)の影響
    自分の考えが「当たり前」と思ってしまうと、相手の意見が「違う」「おかしい」と感じてしまいます。
    ですが、違う視点があるからこそ多職種連携が成り立ちます。

  • ずれを前提にすることが大切
    ずれをなくそうとするのではなく、「ずれるのが普通」と理解しましょう。
    例えばコップに水が半分入っているとき、「半分もある」と思う人もいれば「半分しかない」と思う人もいます。どちらも間違いではありません。

  • ずれを対立でなく発見に変える3ステップ

    1.  聞く:「あなたの視点ではどう見える?」と相手の立場を知る

    2.  認める:共通点と違いを整理する

    3.  伝える:「私の考えはこうだけど、どう思う?」と一方的でなく伝える

  • ずれを楽しむ姿勢
    「そんな視点もあるんだ」と好奇心を持って対話することが、前向きな連携につながります。


👉 まとめると、 多職種連携は「ずれ」があるからこそ価値がある のです。
相手を変えることはできなくても、自分の解釈を変えることはできます。
「ずれるのが普通」と思えるだけで、対話はぐっと楽になり、より良い連携へとつながっていきます。

研修内容詳細

種別概要
動画
第1章 多職種連携をスムーズにする対話の力
①スムーズな多職種連携で職場はどう変わる?【約6分】
②多職種連携では「関係の質」に注目しよう【約6分】
③多職種での対話は、ズレるのが普通?!【約5分】
④あなたの言葉や態度が、多職種連携を変える【約6分】
⑤多職種連携の土台!聴く・認める・伝える①【約6分】
⑥多職種連携の土台!聴く・認める・伝える②【約6分】
動画
第2章 立場・状況別に学ぶ!多職種連携の対話術
①立場と状況で変わる!多職種連携のポイント【約6分】
②多職種連携の実践①(新人向け) 【約6分】
③多職種連携の実践②(中堅向け)【約5分】
④多職種連携の実践③(管理職向け)【約5分】
⑤多職種連携の実践④(会議場面)【約5分】
⑥改めて、多職種連携とは?【約6分】

上記は、あくまでご参考のプログラムです。 法人のご要望や受講者数・研修時間によってプログラムを変更する場合があります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

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