キャリア・コーディネーター 2022年入社
求職者のお人柄や職場の雰囲気。
書面では伝わらない情報があるから、
実際に会っていただくことを大切にしています。
Q 入社のきっかけは?
コミュニケーションをとりながら
信頼関係を築く仕事が好きだったから
前職では保険の営業をしていました。お客様の将来を見据えて、お一人おひとりに合った保険のプランをご提案するのですが、そのためにはお客様をよく知ることが欠かせません。
お客様とコミュニケーションをとりながらご提案内容を作っていく過程が好きでした。
キャリア・コーディネーターの仕事は前職との共通項が多いと感じています。求職者の方に対しても、施設に対しても、密にコミュニケーションをとりながら相手の条件に合った提案をして、ご紹介につなげていきます。
お客様とコミュニケーションを重ね、信頼関係を築いていく仕事に以前からやりがいを感じていたのですが、キャリア・コーディネーターはより深く求職者の方の人生に関わることができると感じ、興味を持ったのがきっかけです。
転職活動の過程で、ツクイスタッフの支店責任者にお話を聞く機会があったのですが、派遣スタッフの方との距離がとても近く感じるエピソードをいくつかお話ししていただきました。
そのお話を聞いて、責任者の方の大切にしていることが私の価値観ととても近いと感じ、転職を決意しました。
Q 現在の仕事内容は?
丁寧にヒアリングを重ね
、ご希望に近い仕事探しをお手伝いしています
求職者の方からご相談を受けるところからサポートが始まります。
ご希望のお仕事の条件を丁寧にヒアリングしていく中で、ご家族のことや理想のキャリアプラン、時には趣味の話など話題は広範囲に及びます。
希望に近いお仕事のある施設が見つかりましたら、求職者の方の情報をお伝えし、双方の承認が得られたら面接に進んでいただきます。
求職者の方と、施設の両方の希望をすり合わせた上でお話を進めるのですが、求職者のお人柄や職場のムードなど書面だけでは伝わらないことがあります。
お互いに会っていただかないとわからないことですので、条件が完全に一致しなくても候補として除外してしまうのではなく、まずは面接をしていただけるように働きかけます。
選考が順調に進み、内定がいただけても、就業を悩まれる方がいます。また、二つの施設から内定をいただいて、なかなか決められない方もいらっしゃいます。
そんな時には、長所と短所を一つひとつ整理します。例えば「こちらは遠いですけれど、お給料は満足できますよね」というように。そしてご自分で決め手を見つけられるようアシストしています。
決断の理由として、職場の雰囲気が決め手になることも少なくありません。その意味でも職場を実際に見て、面接で顔を合わせていただくことにこだわっています。
Q やりがいを感じる時はどんな時?
求職者の方から信頼を寄せていただいたとき。
「辰己さんにもう一度お願いしたい」と戻ってきてくれた方がいました
先日、キャリア・コーディネーターの難しさと嬉しさを一緒に感じた出来事がありました。
あることがきっかけで人材紹介会社に不信感を持っておられる方から、ご相談がありました。よくお話を伺ってみると、ある会社から紹介された仕事についたものの、施設種別、夜勤の回数など、提示された条件と大きく違っていたとのこと。
そしてそこを退職し、再び仕事を探している状況でした。最初に面談をさせていただいた時も大きな不安をお持ちだと感じましたので、より一層気持ちに寄り添うような対応を心がけました。
その方とは介護職に就いたきっかけや、どんな介護職員になりたいかという将来のお話、そして家族や趣味など、多岐にわたるお話をしました。
まめに電話をして、毎回1時間以上はお話ししましたね。そうすると段々とお気持ちが前を向いていって、転職活動に集中できるようになりました。最終的には2つの施設から内定をいただくことができたんです。
しかし、結果的には弊社から就業されることなく、同時に進んでいた他の紹介会社の案件を選ばれました。
対話を重ねる中で信頼いただけていると感じていただけに、何が足りなかったのか考えさせられ、この仕事の難しさを痛感しました。
そして実は、この話には続きがあります。しばらくして、この相談者の方がふたたび転職活動をすることになり、もう一度私に相談したいと言って戻ってきてくれました。
そして「あの時、親身になって辰己さんが紹介してくれた仕事を選んでいたら良かったのかもしれない」と言葉をかけてもらえました。私を信頼して再びご依頼をいただけたことは本当に嬉しかったですね。
Q 今後の目標は?
私が関わる全ての人たちから信頼され、頼られるようになりたい
誰からも話しやすく、頼りになるキャリア・コーディネーターになりたいです。そして、相談者の方、施設の方、担当のスタッフさんはもちろん、上司、先輩、同期など社内外問わず自分が関わる全ての人から信頼される存在になることが目標です。
そのために、常にアンテナを張ってどんなに小さなことでも気づき、コミュニケーションを絶やさないことを大切にしています。
例えば、相談者の方が髪を切ったことに気づいたら「髪を切りましたか?」とお話しします。小さな変化でも自分のことを見逃さずに見ていてくれる人がいるとわかっていただけたら、徐々に打ち解けて頼りにしてもらえるのではないでしょうか。
また施設には「依頼いただいた条件の方、まだ見つからないですが継続して探しています」とまめに状況を報告します。
たとえいい報告ではなくても状況を正直にお伝えして言葉を交わすことはとても重要なコミュニケーションだと思います。
Q どんな人が向いていると思う?
人のためにどんなことができるかを考えながら行動できる人
「人のいいところを見つけられる方」は向いているのではないでしょうか。
求職者の方の「いいところ」を見つけ出し、第三者としてうまくお伝えすることで、施設側にもその方の魅力に気づいていただき、条件面では厳しくとも選考を進めていただけることがあります。
例えば、スポーツが趣味の相談者の方がいたとしたら、単純に「趣味はスポーツ」とお伝えするのではなく「スポーツ好きで体力があり、アクティブな方」と魅力に変換してアピールすることができます。
お一人ひとりにマッチするお仕事をご紹介するためには、その人の長所や魅力を見つけることが近道になることもあります。
人のために自分なら何ができるかを常に考えながら行動することが大事だと思っています。
8:50 | 出社。求職者の方からのエントリーメール、施設からのメールを確認する |
9:00 | 支店メンバーで朝礼。4人の新人が持ち回りで司会を担当する。クライアントからの求人情報を整理し共有する |
9:30 | 求職者の方に条件の確認や現在の状況などを電話でお聞きする |
12:00 | 昼休み(ランチタイム) |
13:00 | 求職者の方に同行して面談へ。コーヒー好きな方なので、道中はカフェの話題で和やかに会話し、緊張をほぐしながら現地へ向かう |
15:00 | 帰社。派遣スタッフさんの現在の状況を確認する。施設へ営業の電話をかける |
17:00 | 求人票の作成や、事務作業を行う |
18:00 | 退社。日によっては残業し、19:00頃に夜間の連絡を希望する求職者さんに電話をすることもある |